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DLCタイプ

圧倒的な低摩擦特性を実現するDLCコーティングです。金型や機械部品向けの高密着DLCと、アルミ合金切削工具向けの水素フリー薄膜 DLC-iをラインナップしています。

ダイヤモンドライクカーボン

DLC はダイヤモンドライクカーボンの略で、sp2+sp3混成軌道結合した炭素を含むアモルファス炭素の総称です。ダイヤモンドに近い構造により硬いことが大きな特徴です。非常に高価なダイヤモンドに比べ、低コストで様々な材料の表面に生成することができます。
金属材料に対して圧倒的に低い摩擦係数を示します。
乾式でも油潤滑と同等の摩擦係数が得られます。
軟質金属(アルミ合金等)の凝着を抑制できます。

基材と強固に密着

DLC層と基材の間に密着層を生成することで、優れた密着性を示します(DLC-iはDLC層のみ)。
一般的なDLCが苦手とする高荷重雰囲気においても、DLC本来の低摩擦特性を発揮することができます。

DLCの分類

硬さと靭性をバランスさせたa-C:H構造 ⇒ DLC
ダイヤモンドに迫る高密度なta-C構造 ⇒ DLC-i

ラインナップ

膜種DLCDLC-i
外観色ブラックレインボー
膜厚1~2μm<0.2μm
硬さHIT24GPa34GPa
表面粗さ
(母材 Ra:0.01, Rz:0.1)
Ra<0.015, Rz<0.200Ra<0.010, Rz<0.090
耐熱温度~400℃~400℃
処理温度180~230℃150~200℃
処理サイズφ750×1200φ500×600
最大重量360kg180kg

SUS系部品の粉末焼結成形

低摩擦で剥がれにくいDLCにより、粉によるカジリを抑制できます。
・ 金 型:超硬焼嵌めダイス
・ 成形材:SUS系粉末
・ 効 果:カジリ抑制

アルミ合金(A6063)の穴あけ

鋭利な刃先を維持できるDLC-iが、構成刃先の形成を防ぎます。
・ 工 具:φ1mm 超硬ドリル
・ 被削材:A6063(肉厚2mm)
・ V=30m/min, f=0.05mm/rev

DLCに関するお問合せ

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